ブランド名って、決まるまでが意外と長いものです。第2話は「KAGARI」「BASE」「LAB」、それぞれの言葉に込めた意味と、BASEとLABの役割の違いについて話しました。

夜の闇に灯る篝火
夜の闇に灯る篝火(AI生成イメージ)

「KAGARI」は篝火から

yoshi

今日は名前の話。ブランド名って、決まるまでが意外と長いよね。

takezi

長いです。候補は結構ありましたよね。

yoshi

「KAGARI」は篝火から来てる。夜の闇に焚く、あの火のこと。

takezi

篝火って、ただ明るいだけじゃないんですよね。人が集まる目印でもある。

yoshi

そう。遠くから見て、あそこに行けば誰かいる、あたたかい、って分かる火。火を囲む、人が集まる、暮らしの真ん中にある灯り。そういうイメージを名前にしたかった。

takezi

「焚火」だと個人的な感じですけど、「篝火」にすると、どこか場所とか、集まりとか、広がりが出ますよね。

yoshi

響きもいいんだよね。ローマ字で「KAGARI」と書くと、少し和の雰囲気も残る。

takezi

英語圏の人にも読みやすい。デザインに入れた時も、文字の並びが整って見えます。

拠点=BASE、那須の小さな家
拠点=BASE、那須の小さな家(AI生成イメージ)

「BASE」は拠点であり、基地

yoshi

続いて「BASE」。これは拠点のこと。

takezi

那須での暮らしのベースであり、ブランドの基地でもある。

yoshi

そう。もうひとつ、キャンプで言うところのベースキャンプ。ここを拠点に、外へ出かけて、また帰ってくる場所。

takezi

那須・栃木を拠点にしているので、「ここから全国に届けます」という気持ちも入っています。オンライン専売なので、お店はないけど、拠点はここにあるよ、と。

yoshi

実店舗がなくても、ホームページの中に360度見られるバーチャルストアを作ったのも、BASEという名前に引っ張られた部分があるね。

LABの机:スケッチとランタン
LABの机:スケッチとランタン(AI生成イメージ)

「LAB」は実験する場所

yoshi

そして、KAGARI LAB。こっちは企画・デザイン室。

takezi

実験する場所、という意味で付けました。火と自然と暮らしを、どうデザインに落とし込むか。

yoshi

俺がKAGARI BASEとして販売や発信を担当して、takeziがLABでデザイン。名前でちゃんと役割が分かれてるのが気に入ってるんだ。

takezi

BASEが「受け止める場所」で、LABが「作る場所」。2つあることで、ブランドが動きやすくなりました。

yoshi

LABで大事にしてるのは、機能美、永続性、和風テイスト、日常に馴染むデザイン。流行りを追うより、長く着られること。

takezi

3年後に見ても、古くならないかどうか。デザインの時はいつもそこを確認します。

名前を考えたノート
名前を考えたノート(AI生成イメージ)

名前ができた瞬間、判断基準ができた

yoshi

名前が決まった瞬間、急にブランドが立ち上がった感じがしたよ。

takezi

ありましたね。名前があると、判断基準ができるんです。これはKAGARIらしいか、らしくないか。

yoshi

新しいデザインを考える時も、グッズを増やす時も、迷ったら名前に戻れる。

takezi

「篝火のそばにあって違和感がないか」って考えると、不思議と答えが出るんですよ。

yoshi

名前は、ただのラベルじゃなくて、ブランドの羅針盤なんだね。

名前を決める時に気をつけたこと

takezi

名前を考える時、検索した時に埋もれないか、というのも見ましたよね。

yoshi

あった。ありふれた言葉だと、検索しても出てこないから。「KAGARI」はすでに使われている場面もあるけど、「KAGARI BASE」とつなげると、ちゃんとうちが出てくる。

takezi

口に出した時の言いやすさも、地味に大事でした。「カガリベース」って、声に出すと柔らかくて、呼びやすい。

yoshi

ロゴにした時のバランスも、LABで何度も試したよね。

takezi

大文字で並べた時に、横幅がちょうど収まる。BASEの4文字が、KAGARIの6文字を受け止めてくれる形で。

yoshi

そんなところまで見てたんだ(笑)。

takezi

デザイン担当の性分です。

「BASE」と「LAB」、2つの名前の使い分け

yoshi

実は、BASEとLAB、2つに分けるのも、最初から決めてたわけじゃなかったよね。

takezi

そうですね。最初は、ひとつの名前だけで進めようとしていました。

yoshi

でも、販売する人と、デザインする人の役割が違うことに、途中で気づいた。

takezi

同じ名前の下で、役割がごちゃごちゃになるより、はっきり分けたほうが、動きやすい。

yoshi

お客様から見ても、ファッションを買う場所はKAGARI BASE、デザインの考え方を知る場所はKAGARI LAB、と整理できる。

takezi

ブランドの設計図のような場所です。

yoshi

2つの名前があることで、ブランドの奥行きも出た気がする。

名前を決めた夜のこと

yoshi

名前が決まった夜のこと、覚えてる?

takezi

覚えています。焚火の前で、何度目かのコーヒーを飲んでいた時でした。

yoshi

候補を書いた紙が、何枚も地面に落ちてた。

takezi

火の粉で焦げた紙もありましたね(笑)。

yoshi

「篝火」という言葉が出た瞬間、2人とも黙ったんだよね。

takezi

黙って、火を見ていました。誰も「これだ」とは言わなかったけれど、全員が分かっていた。

yoshi

場所が焚火の前だったから、名前に説得力があった。

takezi

会議室で決めていたら、違う名前になっていたかもしれません。

yoshi

その夜のことを、いつか焚火会で話したいな。

takezi

参加してくれた人に、「ここでこの名前が決まったんです」と言えたら素敵ですね。

yoshi

名前の由来を、その場所で語れるのは、ブランドの贅沢だと思う。

まとめ

  • KAGARIは「篝火」。人が集まる目印としての火。
  • BASEは拠点・基地。那須・栃木から全国へ届ける。
  • LABは企画・デザイン室。火と自然と暮らしをデザインに落とす実験場。
  • 名前があることで、迷った時の判断基準ができた。

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