移住の朝は、思ったより静かな気持ちでした。
いよいよ那須へ——荷物を積んで出発した、あの日の記録です。
感傷よりも、静かな気持ちで
引っ越しの日は、よく晴れていました。荷物をトラックに積んで、住み慣れた場所を出発する。それほど感傷的な気持ちにはならなかったのが、正直なところです。
たぶん、那須通いを何年も続けてきたから。気持ちはもう、とっくに那須にあったのだと思います。
薪ストーブに、火を入れた夜
那須に到着して、荷物を運び込んで、夕方に薪ストーブに火を入れました。
炎を眺めながら、妻と二人でこう話したのを覚えています。
「ついに、来たね」
特別なことは何もなかったけれど、それが良かった。普通に那須の夜が来て、普通に眠れた。
ここが、自分たちの場所なんだと、自然に思えた夜でした。
次回は、実際に移住してみて分かった、那須のリアルな暮らしについて書きます。